(2/4)第61回グラミー賞 (2019年)のノミネートを全チェック

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2019年のグラミー賞、ジャズ・ゴスペル・ラテン部門などの全候補曲

第61回グラミー賞ノミネート

 

前の記事では主要4部門のほか、ポップ・ロック・R&B・ラップ・カントリーなどのノミネート作品を紹介しましたが、グラミー賞にはまだまだ多くの部門があります。
このページでは、第61回グラミー賞(2019年発表)にノミネートされた作品のうち、ジャズやゴスペル、ラテン、アメリカン・ルーツ・ミュージックなどの部門を紹介していきたいと思います。

 

 

 

その他ジャンルのノミネート作品はこちら

 

第61回グラミー賞ノミネート(1/4)
第61回グラミー賞ノミネート(3/4)
第61回グラミー賞ノミネート(4/4)


ニュー・エイジ部門

30.最優秀ニューエイジ・アルバム賞(Best New Age Album)

 

『HIRAETH』 リサ・ジェラルド&デイヴィッド・クッカーマン
『BELOVED』 スナータム・カウアー
『OPIUM MOON』 オピューム・ムーン
『MOLECULES OF MOTION』 スティーブ・ローチ
『MOKU MALUHIA - PEACEFUL ISLAND』 ジム・キモ・ウェスト

ジャズ部門

31.最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞(Best Improvised Jazz Solo)

 

『SOME OF THAT SUNSHINE』 カーリン・アリソン
ソリスト:レジーナ・カーター
『DON’T FENCE ME IN』 ジョン・デイバーザ・ビッグ・バンド ft. DACA アーティスト
ソリスト:ジョン・デイバーザ
『WE SEE』
ソリスト:フレッド・ハーシュ
『DE-DAH』 ブラッド・メルドー・トリオ
ソリスト:ブラッド・メルドー
『CADENAS』 ミゲル・ゼノン ft. スペクトラル・カルテット
ソリスト:ミゲル・ゼノン

 

 

ピアニストであるブラッド・メルドー率いるブラッド・メルドー・トリオの演奏する『DE-DAH』がノミネート。
ブラッド・メルドー・トリオの作品は「最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞」の候補にも挙がっています。

 

 

32.最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞(Best Jazz Vocal Album)

 

『MY MOOD IS YOU』 フレッド・コール
『THE QUESTIONS』 カート・エリング
『THE SUBJECT TONIGHT IS LOVE』 ケイト・マガリー・ウィズ・キース・ガンツ&ゲイリー・バーセイス
『IF YOU REALLY WANT』 ラウル・ミドン・ウィズ・メトロポール・オーケストラ、ヴィンス・メンドーザ
『THE WINDOW』 セシル・マクロリン・サルヴァント

 

33.最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞(Best Jazz Instrumental Album)

 

『DIAMOND CUT』 ティア・フラー
『LIVE IN EUROPE』 フレッド・ハーシュ・トリオ
『SEYMOUR READS THE CONSTITUTION!』 ブラッド・メルドー・トリオ
『STILL DREAMING』 ジョシュア・レッドマン、ロン・マイルズ、スコット・コリー、ブライアン・ブレイド
『EMANON』 ウェイン・ショーター・カルテット

 

34.最優秀大規模ジャズ・アンサンブル・アルバム賞(Best Large Jazz Ensemble Album)

 

『ALL ABOUT THAT BASIE』 カウント・ベイシー・オーケストラ
指揮者:スコッティ・バーンハート
『AMERICAN DREAMERS: VOICES OF HOPE, MUSIC OF FREEDOM』 ジョン・デイバーザ・ビッグ・バンド、DACAアーティスト
『PRESENCE』 オーリン・エバンス&キャピタル・ブラック・ビッグ・バンド
『ALL CAN WORK』 ジョン・ホレンベック・ラージ・アンサンブル
『BAREFOOT DANCES AND OTHER VISIONS』 ジム・マクニーリー&フランクフルト・ラジオ・ビッグバンド

 

35.最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞(Best Latin Jazz Album)

 

『HEART OF BRAZIL』 エディ・ダニエルズ
『BACK TO THE SUNSET』 ダフニス・プリエト・ビッグ・バンド
『WEST SIDE STORY REIMAGINED』 ボビー・サナブリア・マルチヴァース・ビッグ・バンド
『CINQUE』 エリオ・ヴィジャフランカ
『YO SOY LA TRADICION』 ミゲル・ゼノン ft. スペクトラル・カルテット

 

ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック部門

36.最優秀ゴスペル・パフォーマンス賞(Best Gospel Performance/Song)

 

『YOU WILL WIN』 ジェカリン・カー
『WON’T HE DO IT』 コリン・ホウソーン
『NEVER ALONE』 トリー・ケリー ft. カーク・フランクリン
『CYCLES』 ジョナサン・マクレイノルズ ft. DOE
『A GREAT WORK』 ブライアン・コートニー・ウィルソン

 

 

1997年4月22日生まれ、ノミネート発表時は21歳のジェカリン・カーですが、高い歌唱力・表現力に加え、パワフルな歌声を持つ天性のシンガー。
『YOU WILL WIN』は8分を超える大作ですが、ぜひ通して聴いてジェカリンの世界を堪能してほしい作品です。

 

 

37.最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック楽曲賞(Best Contemporary Christian Music Performance/Song)

 

『RECKLESS LOVE』 コーリー・アズブリー
『YOU SAY』 ローレン・デイグル
『JOY.』 フォー・キング&カントリー
『GRACE GOT YOU』 マーシーミー ft. ジョン・ルーベン
『KNOWN』 タウレン・ウェルス

 

38.最優秀ゴスペル・アルバム賞(Best Gospel Album)

 

『ONE NATION UNDER GOD』 ジェカリン・カー
『HIDING PLACE』 トリー・ケリー
『MAKE ROOM』 ジョナサン・マクレイノルズ
『THE OTHER SIDE』 ザ・ウォールズ・グループ
『A GREAT WORK』 ブライアン・コートニー・ウィルソン

 

39.最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック・アルバム賞(Best Contemporary Christian Music Album)

 

『LOOK UP CHILD』 ローレン・デイグル
『HALLELUJAH HERE BELOW』 エレベーション・ワーシップ
『LIVING WITH A FIRE』 ジーザス・カルチャー
『SURROUNDED』 マイケル・W・スミス
『SURVIVOR: LIVE FROM HARDING PRISON』 ザック・ウィリアムズ

 

 

ローレン・デイグルのハスキーでスモーキーな歌声はアデルを彷彿とさせます。
クリスチャン・ミュージックにカテゴリされていますが、曲調的にはそういった雰囲気はあまりなく、なじみがない人でも心地よく聴くことができるアルバムです。

 

 

40.最優秀ルーツ・ゴスペル・アルバム賞(Best Roots Gospel Album)

 

『UNEXPECTED』 ジェイソン・クラッブ
『CLEAR SKIES』 アーニー・ ハーゼ & シグネチャー・サウンド
『FAVORITES: REVISITED BY REQUEST』 ザ・イザークス
『STILL STANDING』 マーチンズ
『LOVE LOVE LOVE』 ゴードン・モート

ラテン部門

41.最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞(Best Latin Pop Album)

 

『PROMETO』 パブロ・アルボラン
『SINCERA』 クラウディア・ブラント
『MUSAS (UN HOMENAJE AL FOLCLORE LATINOAMERICANO EN MANOS DE LOS MACORINOS), VOL. 2』 ナタリア・ラフォルカデ
『2:00 AM』 ラケル・ソフィア
『VIVES』 カルロス・ヴィヴェス

 

ラテン・ミュージックというとノリの良いリズムの曲を思い浮かべますが、ハスキーヴォイスでしっとりと歌い上げるのがラケル・ソフィア。
スペイン語の曲は聴きなれない、という人も耳に心地よいラケルのアルバムならすんなりと入ってきそうです。

 

 

42.最優秀ラテン・ロック、アーバン、オルタナティヴ・アルバム賞(Best Latin Rock, Urban or Alternative Album)

 

『CLAROSCURA』 アテルスィオペラードス
『COASTCITY』 コーストシティ
『ENCANTO TROPICA』 ムッシュ・ペリネ
『GOURME』 オリシャス
『AZTLAN』 ゾーイ

 

43.最優秀リージョン・メキシカン・アルバム賞(テハーノ含む)(Best Regional Mexican Music Album (Including Tejano))

 

『PRIMERO SOY MEXICANA』アンジェラ・アギラール
『MITAD Y MITAD』 カリブレ 50
『TOTALMENTE JUAN GABRIEL VOL. II』 アイダ・クエヴァス
『CRUZANDO BORDERS』 ロス・テクスマニアックス
『LEYENDAS DE MI PUEBLO』 マリアッチ・ソル・デ・メキシコ、 ホセ・ヘルナンデス
『!MEXICO POR SIEMPRE!』 ルイス・ミゲル

 

44.最優秀トロピカル・ラテン・アルバム賞(Best Tropical Latin Album)

 

『PA’ MI GENTE』 チャーリー・アポンテ
『LEGADO』 フォルメル・Y・ロス・バン・バン
『ORQUESTA AKOKAN』 オルケスタ・アコカン
『PONLE ACTITUD』 フェリペ・ペラエス
『ANNIVERSARY』 スパニッシュ・ハーレム・オーケストラ

 

 

ついついステップを踏んでしまいそうになる”ザ・ラテン”。
ベテランラテン歌手チャーリー・アポンテの2年ぶりとなるアルバムは、ダンサブルなナンバーてんこもりです。

 

 

アメリカン・ルーツ・ミュージック部門

45.最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞(Best American Roots Performance)

 

『KICK ROCKS』 シーン・アードイン
『SAINT JAMES INFIRMARY BLUES』 ジョン・バティステ
『THE JOKE』 ブランディ・カーライル
『ALL ON MY MIND』 アンダーソン・イースト
『LAST MAN STANDING』 ウィリー・ネルソン

 

 

常連のウィリー・ネルソン。第61回のノミネート時85歳ですがまだまだ現役の渋さ・カッコよさを見せてくれています。
「最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞」のほかに「最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞」、「最優秀アレンジメント、インストゥルメンタル及びヴォーカル賞」にもノミネートされています。

 

 

46.最優秀アメリカン・ルーツ楽曲賞(Best American Roots Song)

 

『ALL THE TROUBLE』 リー・アン・ウォマック
『BUILD A BRIDGE』 メイヴィス・ステイプルズ
『THE JOKE』 ブランディ・カーライル
『KNOCKIN’ ON YOUR SCREEN DOOR』 ジョン・プライン
『SUMME’S END』 ジョン・プライン

 

メイヴィス・ステイプルズ 『BUILD A BRIDGE』がノミネート。
2019年2月には10年ぶりのライヴ・アルバム『Live in London』をリリースの予定です。

 

 

47.最優秀アメリカーナ・アルバム賞(Best Americana Album)

 

『BY THE WAY, I FORGIVE YOU』 ブランディ・カーライル
『THINGS HAVE CHANGED』 ベティ・ラヴェット
『THE TREE OF FORGIVENESS』 ジョン・プライン
『THE LONELY, THE LONESOME & THE GONE』 リー・アン・ウォマック
『ONE DROP OF TRUTH』 ウッド・ブラザーズ

 

48.最優秀ブルーグラス・アルバム賞(Best Bluegrass Album)

 

『PORTRAITS IN FIDDLES』 マイク・バーネット
『SISTER SADIE II』 シスター・セイディ
『RIVERS AND ROADS』 スペシャル・コンセンサス
『THE TRAVELIN’ MCCOURYS』 トラベリン・マッコイ
『NORTH OF DESPAI』 ウッド&ワイヤー

 

49.最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞(Best Traditional Blues Album)

 

『SOMETHING SMELLS FUNKY ’ROUND HERE』 エルヴィン・ビショップス・ビッグ・ファン・トリオ
『BENTON COUNTY RELIC』 セドリック・バーンサイド
『THE BLUES IS ALIVE AND WELL』 バディ・ガイ
『NO MERCY IN THIS LAND』 ベン・ハーパー&チャーリー・マッスルホワイト

 

 

水玉模様のギターがトレードマークのバディ・ガイのニューアルバム『THE BLUES IS ALIVE AND WELL』が「最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞」候補。
とはいえ、シカゴ・ブルースの第一人者であるバディ・ガイがアルバムを出せば、ノミネートされるのは間違いないと言えるでしょう。

 

 

50.最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞(Best Contemporary Blues Album)

 

『PLEASE DON’T BE DEAD』 ファンタスティック・ネグリート
『HERE IN BABYLON』 テレサ・ジェイムス&リズム・トランプス
『CRY NO MORE』 ダニエル・ニコール
『OUT OF THE BLUES』 ボズ・スキャッグス
『VICTOR WAINWRIGHT AND THE TRAIN』 ビクター・ウィンライト&トレイン

 

51.最優秀フォーク・アルバム賞(Best Folk Album)

 

『WHISTLE DOWN THE WIND』 ジョーン・バエズ
『BLACK COWBOYS』 ドム・フレモンズ
『RIFLES & ROSARY BEADS』 メアリー・ゴーサー
『WEED GARDEN』 アイアン&ワイン
『ALL ASHORE』 パンチ・ブラザーズ

 

52.最優秀リージョナル・ルーツ・ミュージック・アルバム賞(Best Regional Roots Music Album)

 

『KREOLE ROCK AND SOUL』 シーン・アードイン
『SPYBOY』 チャ・ワ
『ALOHA FROM NA HOA』 ナー・ホア
『NO ’ANE’I』 カラニ・ペア
『MEWASINSATIONAL - CREE ROUND DANCE SONGS』 ヤング・スピリット

 

レゲエ部門

53.最優秀レゲエ・アルバム賞(Best Reggae Album)

 

『AS THE WORLD TURNS』 ブラック・ウフル
『REGGAE FOREVER』 エターナ
『REBELLION RISES』 ジギー・マーリー
『A MATTER OF TIME』 プロトジェイ
『44/876』 スティング&シャギー

 

 

スティングが、レゲエアーティストのシャギーとのコラボしたアルバム『44/876』が「最優秀レゲエ・アルバム賞」に」ノミネート。
バッキングヴォーカルを探していたシャギーの曲のデモを聴いて気に入ったスティングが、「僕がバックで歌おう」と言ったものの、曲を気に入ったため「もう少しやらせてもらえるといいんだけど」といったエピソードがあるという、異色ながらもしっくりとくるコラボレーション作品です。

ワールド・ミュージック部門

54.最優秀ワールドミュージック・アルバム賞(Best World Music Album)

 

『DERAN』 ボンビーノ
『FENFO』 ファトゥマタ・ジャワラ
『BLACK TIMES』 シェウン・クティ & エジプト80
『FREEDOM』 ソウェト・ゴスペル・クワイア
『THE LOST SONGS OF WORLD WAR II』 Yiddish Glory

 

子供向け部門

55.最優秀子供向けアルバム賞(Best Children’s Album)

 

『ALL THE SOUNDS』 ルーシー・カランタリ&ジャズ・キャッツ
『BUILDING BLOCKS』 ティム・クバート
『FALU’S BAZAAR』 ファル
『GIANTS OF SCIENCE』 ポップ・アップス
『THE NATION OF IMAGINE』 フランク & ディーン

スポークン・ワード部門

56.最優秀スポークン・ワード・アルバム賞(Best Spoken Word Album (Includes Poetry, Audio Books & Storytelling))

 

『ACCESSORY TO WAR (NEIL DEGRASSE TYSON & AVIS LANG)』 コートニー・B・ヴァンス
『CALYPSO』 デイビット・セダリス
『CREATIVE QUEST』 クエストラブ
『FAITH - A JOURNEY FOR ALL』 ジミー・カーター
『THE LAST BLACK UNICORN』 ティファニー・ハディッシュ

 

 

 

その他ジャンルのノミネート作品はこちら

 

第61回グラミー賞 (2019年)のノミネートを全チェック(1/4)
第61回グラミー賞 (2019年)のノミネートを全チェック(3/4)
第61回グラミー賞 (2019年)のノミネートを全チェック(4/4)

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